カジュアルからコアまで,さまざまなラインナップを持つフランスのUbisoft Entertainmentは,もともと扱うタイトルの多いメーカーだが,今年はいつも以上に数多くの作品を用意しているという印象がある。マルチプラットフォームでリリースされるそしては,PC版のリリースが正式発表されているため,我々の注目度も高い。また,本日(7月15日)開催されたプレスカンファレンスでは,自社のプライベートイベントでも発表しなかったタイトルをE3 Summitでわざわざ公開するなど,なかなか見どころのある会社だ。私に「見どころがある」と言われても嬉しくはないだろうが。 2008年内の発売が予定されている「Far Cry 2」は,コンベンションセンターのプライベートルームで公開されていたタイトルの一つだ。まずはこちらからまいろう。まいりました。 サンダル履きだが,Far Cry 2でLead Level Degignerを努めるJonathan Morin氏がゲームの説明をしてくれた というわけで,ugg ムートン,おさらいから。2004年に発売された(邦題,ファークライ 日本語版)は,ドイツのデベロッパCrytekが自社開発のゲームエンジン「CryENGINE」の,デモ用に制作して販売したらヒットしちゃったFPSだ。楽園のような南の島を舞台とした,特殊部隊あり水着美女ありのアクション巨編である。当然ながら続編が期待されたが,ugg,Crytekが次回作のパブリッシャを,それまでのUbisoft EntertainmentからElectronic Artsに移したことにより,Far Cryという名称の使用権を失ってしまう。 Far Cryの名前だけが残ったUbisoftがどうするのかしらと思っていたら,2007年夏,続編「Far Cry 2」の制作を正式にアナウンスした。制作はUbisoftの中心的な開発拠点であるモントリオールスタジオが担当し,ストーリーも前作とのつながりはまったくないが,当初PC専用ゲームであることやハイレベルのグラフィックスをポイントにしたことから,その頃Crytekが制作中だった実俚膜示A編(邦題,クライシス 完全日本語版)との,まさに二世対決! などと筆者の周囲30mぐらいで大きく騒がれたものである。 Far Cry 2のリリースが2008年にずれ込み,また対応機種がPCだけでなく現世代コンシューマ機も含まれるようになり,さらにはプレイスタイルが大きく異なることが判明して全面対決ムードはやや薄れてしまったが,いずれにせよ世界のFPSファンにとって期待のタイトルであることは間違いない
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